
ー2022年5月24日更新ー
皆さん、こんにちは!HIS法人マーケティングチームです。いつもコラムをお読みいただきありがとうございます。
本日は、新しいコラム企画、「60分セミナーを3分で掴む!」をお届けします。
60分のセミナーに参加するのは難しい、忙しいビジネスパーソン向けに「セミナーの内容をおすそ分け」。概要を理解するには、最適なコンテンツです。
本コラムでは、2022年1月13日に開催した中国渡航セミナーの内容から、一部を抜粋してお届けします。
是非、最後までお読みください!

中国へ渡航するために必要な手続き
現在は、スライドにある手続きで進めていきます。ポイントは3つになります。
1つ目は、日本国籍の方は原則査証が必要になった、という点です。コロナ以前は、15日以内滞在の査証免除措置がありましたが、現在は暫定的に停止中となっております。
2つ目は、渡航前のPCR検査が2回必要になった、という点です。2022年1月19日より、搭乗予定日7日前のPCR検査が追加されました。
3つ目は、2種類の2次元コードの取得が必要、という点です。日本を出発するために必要な「HDCマークのグリーン健康コード」と、中国入国の為に必要な「中国税関出入国健康申告」です。
✔ 参考コラムのご紹介:2次元コード取得については、「渡航に必要な3つの健康と1つのカード」のコラムでまとめています。
✔ 2022年5月30日より、中国渡航前検査及び健康コード申請の最新措置について変更が発表されました。
詳細は以下の中華人民共和国駐日本国大使館のホームページまたは、「必要な手続きはこちら」にある資料をご確認ください。
✔ 参考:中華人民共和国駐日本国大使館「中国渡航前検査及び健康コード申請の最新措置について」

フライト情報
2022年1月現在、成田からは中国10都市、関西国際空港からは中国1都市の就航となっています。
コロナ前に比べ、北京などの大都市への直行便の就航がありません。
直行便のない都市へ訪問したい場合は、まずは直行便就航都市へ向かい、その都市で隔離を済ませてから移動する必要があります。

中国到着後、空港での手続き・流れ
到着空港により細かい差はありますが、大まかにはこの流れになります。
ポイントは3つです。
- 自由行動ができない(導線に沿って進むのみ!)
- 時間が掛かる(待ち時間が長い!)
- 日本語は通じない!

事前準備をしておこう
空港の手続きは簡単なものではなくなりました。
そのため、事前の準備が必要です。ここで挙げた点は十分に留意してください。
なお、空港到着時の流れは、コラム、過去のセミナーで詳しく説明しています。是非ご確認ください。
✔ 参考コラムのご紹介:空港到着後の流れを詳しく案内しているのは、HISスタッフの上海渡航をレポートしたコラム「【中国渡航者インタビュー:前編」と「【中国渡航者インタビュー:前編」になります。
✔ 参考動画のご紹介:2021年4月に開催したセミナー動画も参考にしてください。

省・市により異なる隔離政策
中国では、日本のように国で統一した隔離政策をとっていません。
省や市が、隔離条件を決定しています。
そのため、最終目的地の省・市におけるルールを確認する必要があります。

中国での隔離は、3種類
現在、中国入国に際して、3種類の隔離があります。
まずは、強制隔離の医学集中隔離になります。
その後は、省・市のルールにしたがって、自主隔離(在宅隔離観察または社区健康監測)となります。
ビジネス目的での渡航の場合、社区健康監測またはすべての隔離期間終了後にならないと、オフィス訪問や工場訪問ができないと、考えてください。

自由行動を実現するために必要な、2つの二次元コード
社区健康監測中またはすべての隔離期間終了後に、「晴れて手ぶらで自由行動!」、とはいきません。
「中国各地の健康コード」そして「通信ビッグデータ行程カード」、この2つを登録し、行く先々でご自身が感染していないという証明(グリーンカラー)を提示する必要があります。
中国の「WeChat」または「アリペイ」のミニプログラムから簡単に登録することができるのですが、最大の懸念点は、登録には中国の電話番号(SMS認証が必要)ということです。

日本出発前に、中国の携帯電話を取得
当社としては、隔離解除後のスムーズな行動を可能にするために、アクティベート済みのSIMカードを、日本出発前に取得することができるソリューションを提供しています。
中国の空港到着後、隔離施設へ移動の間にはSIMカードを購入できる機会は無く、隔離期間解除後でないと購入はできません。
事前に準備しておくことで、皆さまの中国渡航が、少しでも安心・安全になるように、当社としては事前のご準備を強くお勧めしています。

中国国内の移動は、簡単ではない
前述で、隔離政策は省や市により決定している、とお伝えしました。
そのため、省・市を跨ぐ移動は、スライドにある3つの項目を確認する必要があります。
確認作業は、電話やWeChatなどで、原則中国語になります。
受け入れ先の中国企業の方に、移動前に確認いただくことが、必要になります。

ケーススタディ
一例として、上海から蘇州へ移動する場合を見てみましょう。
2022年1月上旬時点での情報になりますが、上海市と蘇州市でそれぞれ隔離が必要であること、そして隔離解除にはPCR検査陰性証明と当局の承認が必要となります。
このほか、セミナーでは上海から北京、広州から深圳といった経路の場合をお伝えしました。
いずれにしても、流動的で複雑なルールとなっていますので、適宜確認が必要となります。
全編は、アーカイブ動画で確認することができます!
いかがでしたでしょうか。
現在の中国渡航の現状を、少しだけも理解いただけたら、幸いです。
今回の中国セミナーは、スライドが100枚を超える、大きな情報量でお届けしました。
このコラムでお伝えできない詳細は、是非セミナーの全編動画をご視聴ください!
今後も海外渡航の現状をお伝えするセミナーを実施して参ります。
皆さまのご参加お待ちしております。