2022年6月1日より日本の水際対策が緩和され、滞在していた国・地域、ワクチン接種などの条件により日本入国後の空港での検査、待機期間が不要になります。

そこでお客様からのお問合せも多い「日本帰国時の措置」についてまとめました。

これから海外出張を検討される方や実際に日本へ帰国を予定される方へ、ぜひご一読くださいませ。

💡2022年6月以降の水際対策のポイント💡

✓ 入国後の検疫措置は2つの条件で決まる!

  ・ 滞在していた国・地域がどこか(国・地域を「赤」・「黄」・「青」の3つに区分)

  ・ 有効なワクチン接種証明書(ワクチンを3回接種)を所持しているか

上記のポイントを踏まえ、条件を確認していきましょう!

まずは、「赤」・「黄」・「青」の3つの区分がそれぞれどのような入国後の検疫措置になるのか表にまとめました!

 

【日本入国後の水際対策 早見表】

滞在していた国・地域の区分 有効なワクチン接種の有無 入国後の検査 入国後の待機

有無問わない 待機不要

自宅等で3日間の待機、3日目以降に自主検査し、陰性結果を入国者健康確認センターに届出による短縮が可能(自主検査を実施しない場合は5日間の待機

3日間検疫施設で待機(退所時の検査結果が陰性で待機期間終了)

 

日本の入国後の検疫措置は?

日本帰国後の検疫措置を確認する手順を見ていきます。

① 滞在していた国・地域が「赤」・「黄」・「青」のどこの区分に該当するか

まずは、滞在していた国・地域が「赤」・「黄」・「青」のどこに該当するかを確認します!

国・地域の区分はこちらから確認!

「青」に該当する国・地域からの入国・帰国者は、有効なワクチン接種証明書の有無にかかわらず入国時の検査、待機が不要になります。そのため、到着後すぐに自由行動が可能になります。

② (「赤」「黄色」に該当する国・地域からの入国・帰国の方)ワクチンを3回接種し、有効な接種証明書を所持しているか

有効なワクチン接種証明書の条件・詳細についてこちらから確認しましょう!

日本政府が定めた有効なワクチンを3回接種しており、接種証明書を持っている方は、入国後の措置が緩和されます。

ワクチン接種証明書は、日本入国時の検疫で提示する必要がございますので、ワクチン接種が完了されている方は事前に準備しましょう。

①と②の条件により、入国後の措置が決まる

前述した条件の組み合わせにより、入国時の検査実施の有無、待機期間が変わります。

水際対策における国・地域の区分(赤・黄・青)は流動的なため、日本に入国・帰国する際に最新情報を確認することが必要です。

≪こんな時はどうする?よくあるQA≫

Q1. 滞在国が複数ある場合はどのような措置になりますか。

滞在国が複数ある場合は、それぞれの滞在国ごとにご確認ください。滞在国が異なる検疫措置の場合は、厳しい検疫措置が適用されます。

(例:滞在国が複数あり、結果が「施設待機」と「待機なし」の場合は、「施設待機」が適用されます。)

 

Q2. 自宅待機の対象です。空港から待機場所の自宅まではどのように移動すればいいですか。

入国後の検査の後、24時間以内に空港から自宅まで移動する場合に限り、待機期間中であっても公共交通機関の使用が認められています。

 

Q3. 自宅待機し、3日目以降に自主検査を受けました。証明書の届け出はどのようにしたらいいですか。

陰性結果を入国者健康確認センターに届け出る必要がございます。待機期間短縮のための陰性結果の届け出方法こちらからご確認ください。

 

その他の「よくある質問・お問合せ」はこちらご確認くださいませ。

日本入国・帰国前に必要な準備

ここまでは、2022年6月以降に変更になった日本入国後の水際対策について確認してきました。

入国後の検疫措置が緩和になった一方で、入国前に必要な手続きは継続されます。日本に入国・帰国前に必要な手続きに関しても確認しましょう。

2022年6月現在、必要な手続きは以下の通りです。

 

【全員】出国前72時間以内の検査証明書

日本に入国するすべての方に「出国前72時間以内の検査証明書」の提出が求められます。

有効な検査証明書を提出できない方は、日本への上陸が認められません。原則、所定のフォーマットでの取得が必要です。

必要な情報が記載されていない、有効な検体・検査方法で検査されていないなどの理由により出発空港で搭乗拒否される事例が発生していますので、注意が必要です。検査証明書についての詳細はこちらからご確認いただけます。

 

【全員】質問票の提出

質問票の登録・提出方法は下記の2つです。

・【推奨】「MySOS Web」または「MySOS」アプリから(スマートフォン等にアプリをインストール)

MySOSとは、入国後の健康居所確認と入国前の検疫手続きの事前登録を行えるアプリです。

自宅等待機対象の方は、健康フォローアップのために入国者健康居所確認アプリ(MySOS)を利用できるスマートフォン等の所持が必要となります。

入国前の検疫手続きの事前登録(ファストトラック)を利用する方は、「MySOS Web」または「MySOS」アプリより質問票の記入ができます。

・質問票WEBから

上記の方法が利用できない場合、WEBにて質問票の記入を事前に終わらせる必要があります。

質問票WEBより回答し、二次元バーコードを作成してください。二次元バーコードはスクリーンショットで保存または印刷し、検疫時に提示をしてください。詳細はこちらをご確認ください。

 

【入国時に待機措置が必要な方】誓約書の提出

検疫所が確保する宿泊施設または自宅等待機対象の方は、検疫所へ「誓約書」の提出が必要です。

待機期間中における公共交通機関の不使用、自宅等での待機等について誓約いただくことになります。

 

【検疫措置の緩和を希望される方】ワクチン接種証明書

検疫措置(検査・待機期間)の緩和を希望される方は事前に準備が必要です。

日本政府の定める有効なワクチンの種類を確認の上、検疫所に提出してください。

 

日本入国・帰国前に必要な手続きと書類に関しては下記の厚生労働省のサイトにまとまっています。入国・帰国前に最新の情報をご確認くださいませ。

厚生労働省:【水際対策】必要な手続き(ファストトラック)と書類

📱入国時の手続きを簡略できるファストトラックの登録📱

日本に入国する前に、MySOS WebまたはMySOSアプリ上で検疫手続きの一部(質問票、誓約書の記入、検査証明書やワクチン接種証明書(任意)の登録)を入国前にWEB上で事前に済ませることができます。

搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上での事前申請が必要です。

ファストトラックの詳細はこちらからご確認を!

日本の各空港では、入国者の増加により、到着した時間帯によっては到着空港において検疫等の手続きに時間を要しています。

入国前にファストトラックを利用し、登録を済ませておくことで到着後の手続きを短縮することができます。手続きに慌てることなく、時間も短縮できるため、ファストトラックを利用しましょう。

最後に

今回は、2022年6月から適用される日本の水際対策に関してお伝えしました。世界各国では、入国再開や規制の緩和の動きが進んでいます。

今後もみなさまの海外渡航に役立つ情報を発信していきます。

HISの各種サービスに関するご質問・お問合せは以下よりお問い合せください。


関連コンテンツ


・海外渡航情報

海外23拠点から収集した現地情報のほか、一目でわかる入国条件や最新トピックス、渡航手続きや各国のおすすめ情報をまとめています!


海外出張プラン

海外渡航の際の査証や出発前のPCR検査、日本帰国時の現地PCR検査予約など出発前からご帰国まで渡航に必要なサービスを提供します。